2013年9月25日水曜日

旅を終えて

12日間に及ぶイタリア旅行を終え、昨日帰国した。

日本は暑い!
日陰でも暑い!
セントレアに降り立った時に最初に思ったことだ。
イタリアは昼間は暑いが、日陰に入れば涼しくて気持ち良い。
朝とか夜は「寒い」と感じていた程だ。
なのに、日本はまだまだ暑い!
それと、日本のお茶は渋い!
ほとんどワイン以外はミネラル・ウォーター(ガス入り)で過ごしていた為、日本のお茶が喉を通らない。こんな渋い物を毎日飲んでいたの?という感じ。
これは直ぐに元通りになるだろうけど・・・・

投稿できなかったブログの原稿は飛行機の中で書いていた。
ネットが繋がらないので、スマホ内部のメモ機能を使った。
飛行機のインターネットサービスがあるとの案内が有ったので日本人CAに尋ねたら、1時間あたり10€程度だという。別にそれでも良いかな?とも思ったが、CAは「それでも中国上空に入るとネットは殆ど繋がりませんので・・・・」と、全く奨める気無しである。中国上空ってかなり長いぞ!
アジア上空がそうなのか、世界中にそんな場所は幾多もあるのか・・・

という訳で、最後のローマでの顛末はセントレアからの投稿となってしまった。
これからも、写真の整理等が進み写真を増やしたり、書ききれなかった事があれば随時加筆修正して更新していくつもりだ。
なにせ、自分の為の「旅日記」であるのだから。

海外旅行でのブログへの投稿は考えていた以上に苦労が多かった。
PCのキーボードならもう少し生産性も上がったのだろうが、スマホやi-Padの入力は時間が掛る。それに、一日中歩きづめで、ワインを飲んで食事をして部屋に帰れば、即爆睡という毎日。
細かい空き時間を利用しての投稿だった。
単に何処何処に行きました、写真はこれです、ならば簡単だのだろうけど、それは私がしたかったことではない。
だから私自身は、少々の無理を押してでもそれをしたことに満足している。
可能な限り、リアルタイムに感じたままを書きたかったから。
その時の空気を描きたかったから。

今回の旅行は、個人で企画して決行したものだが、反省点も大いにあった。
・ 事前の情報収集はもっともっと綿密に
・ 特に鉄道関係は事前に調べられる事は全部調べる
・ 特にローカルに行った場合には、エレベータ/エスカレータの有無が勝負の分かれ目
・ 事前に地図だけでは分らない道路情報(高低差、石畳の状況)をどこまで把握できるか?
・ 曜日は確認しよう!
・ ローカル旅行のあり方を考える
これはつまり、大きな荷物を持って移動することは決して得策では無く、大都市のホテルを確保した上で、日帰り旅行にするのか、最小限の荷物だけで泊るようにするとか・・・
・ インターネットの情報にばかり依存するのはやめて、自分の動物的嗅覚・勘を大事にしよう

そして最大の反省点はもっと英語を、できればイタリア語を磨かなくてはならないと感じた事だった。
前回に比べれば随分喋る事に抵抗は無くなったが、それでももっと喋る事ができれば、旅はもっと楽しいものになるだろう。
今思い返してもオーストリア息子とはもっと色々な話がしたかった。
彼に会いに行く為にも英語はもっと上を目指そう。

それでも、個人旅行は止められない。
少々の不便が有ったとしても、今の私に団体旅行は無理だと思う
気紛れに予定を変更したり、気に入った場所では気の済むまで立ち止まったり・・・・
いつまで、この種の旅行が続けられるか分らないが、死ぬまで続けるつもりで身体と頭の自己研鑽を積んでいく事は、少なくとも人生の目標の一つであると今考えている。

歴史が都市をつくり、都市が歴史をつくる。その交差した所に芸術が生まれる。
だから芸術を知るには歴史を知らねばならない。その都市を知らねばならない。

最後に、今回の旅行、特に美術鑑賞の道標にさせて頂いた「フィレンツェ」を著した美術史家の故若桑みどり先生の御霊に感謝申し上げたい。

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