2015年12月24日木曜日

今年最後の木曜会がクリスマスイブって?

今年最後に言う「今年最後」かもしれない今年最後の木曜会だった。

この2週間、あのピエロに悩まされ続けていた。
あの投げ出した両脚に履いている、サテンのパンツがどうしても描けない!
まず、布らしい柔らかな風合が出せないし、サテン独特な光をどう描いて良いのかさっぱり分からない。
小さなスケッチブックでその部分だけ試し描きをしたが、何枚描いてもつかめない。

今日は「まぁ、いいや・・・もう一度、デッサンを丁寧にやりなおそう!」と開き直って出向いた今日の木曜会だった。
先生に助言をもらおうと機会を窺っていたのだが、大先生は話好きで他のテーブルに捕まって出てくる気配全く無し。
仕方なく、スケッチブックに脚の部分だけのデッサンを始めた。やっぱり全く風合が出ない。
何なんだ!何故なんだ!

私のすぐ後ろに若先生が手持ち無沙汰っぽく立っていた。
あー、もう我慢できない!!!
「ちょっと良いですか・・・・?」

「デッサン出来てるじゃないですかあ!」
え?できてる?ウソ?どこが?
「下地の色は塗られているので、その上からそのデッサン描き込んだら?」
はぁ?
鉛筆で描けば良いという。
Shit !
反則?逃亡?妥協?
気に入らないが、確かに今の自分の実力では、これしか無いのかも・・・。

ヨーシ!やってやろうじゃない!!

2時を過ぎた頃
「今日はクリスマスイブだよ~!ケーキあるからネ、ちょっと休憩してお茶しましょう!」
と号令がかかる。
家族以外の多人数で迎えるクリスマスイブなんて、小学生の頃の子供会のクリスマス会以来かも?
やはりウキウキ楽しい気分になる。
ケーキを置いてある紙ナプキンも奇麗です。
ナプキン貰って帰りました。

サンタさんが可愛いな

さあ、描き込むぞ!
せっせとB系の鉛筆を走らせる、走らせる、走らせる・・・・
少しずつ、少し形になってきた。
休憩中の仲間が後ろから覗き込み「わぁ」とか「すごい!」とかお世辞八分の賛辞を浴びせてくれる。
これだよ、これっ!
お世辞と分かっていても、これが一番の励みなのだ。

大先生が横を通って「良い色になってるわぁ!」って。
遅いだろうが!っつうの!!
それに、訊きたかったのは、色の問題じゃないから!!

息が詰まりそうになり、目を他に向ける。
ピエロが寄りかかっている、陶器の水差しでも描きますか。
気分転換も良い。
何やら、弥生式土器のようにも見えるが、これはこれで自分の絵らしいと思う。

今日の仕上げに、再度ピエロの脚に挑戦。
鉛筆で描き込んだ所に、ダメ押しのように絵具を落とす。
これで、もう少し光と影がクッキリするかも?


今日はここまで。
まだまだ先は長いし、ピエロの顔という最大の難関があるが、今日の進展には一応の満足である。
一人一つ、と長い葉っぱ付の「蕪」をもらって帰った。
お休みの間に描きなさい、という意味だろう。




2015年12月22日火曜日

図書館で一日

今年最後の「良いお天気」とか。
ここでも「今年最後」だ。

朝から図書館に行ってみた。

一階開架

以前から、図書館は時々利用しているが、それはあくまでも「図書を借りる」という利用である。
しかし、今日の目的は違う。
以前から気になっていた二階の「IT講習室」の利用なのだ。

ホームページを見てみると、PCの利用が可能とか。
PCの利用には大きく二つあって、図書館設置のPCを利用することと、持込みPCを利用することだ。
私はノートPCを入れたリュックを担いで入場した。
学習室のテーブルに私物を置き、受付でテーブル番号を告げて無線LAN利用を申し込む。




係員がワンタイムIDとワンタイム・パスワードを印刷して渡してくれる。
それを持って私物で抑えたテーブルに行き、利用開始だ。

PCのWiFiからルータに直接接続するのではなく、各テーブルに敷かれている「無線LANシート」経由でネットに繋ぐらしい。
台数制限をする為だろう。
今時、タブレットやスマホが多く、直接つながれてしまったのではトラフィック量が想定外の大きさになってしまうからだ。

しかし、いったん繋いでしまえば、後は快適!快適!
一番の目的だった「YoutubeでC#のプログラミング学習をする」という目的も、動作も軽く何ら問題ない。
一階のPC室は学生向け、社会人は2階と別れているのも良い。

二階はガラガラ

夏休みとかは平日も学生・子供も利用が多いから、別れているのは助かる。
特に2階は子供向けの図書が無いので、通年比較的静かだし、何と言っても私が見たい「水彩画」関連の図書が2階にあることも都合が良いのだ。

MyPCと無線LANシート

今日は何故か、若いニイチャンも座ってる。
仕事休みか?
静かな雰囲気で、勉強も捗る。

お昼だ。
図書館の中にもカフェがあって「カレーうどん¥600(くらい)」とあったが、人の出入りもワサワサして落ち着けそうになかったので、外に出た。
近くの「サガミ」で「味噌煮込みうどん」だ。ワォ!味噌煮込みうどん、今年初めてだ。
美味しかった!!
近くにはラーメン屋、とんかつ屋、讃岐うどん・・・とお店もたくさんあるのが嬉しい。

午後になると、スーツ姿のサラリーマンが加わる。会社サボった?
私のような爺さんもパラパラと居るようだ。
私は、勉強に疲れると、ネットでニュースを見たり、開架図書に行って水彩画の本を眺めて目を休める。

二階から一階開架を見下ろす
結局、夜の七時まで居たが、実に充実した時間だった。
家でも勉強はできるが、家には誘惑が多すぎる。
部屋には楽器が並んでいるし、コーヒーを飲みに階下に行けば、ついつい甘い物も欲しくなる。
それに比べて、唯一の誘惑と言えば「水彩画」とは、余りに文化的ではないだろうか?




2015年12月20日日曜日

Sweet Home Chicago

2月から始めたバンドも練習納め。

徐々にレベルは上がっていると思うが、どうもバンドの目標が定まっていない。
別に定める必要も無いのかもしれないが・・・・
サイモン&ガーファンクル、ポールマッカートニー、ウォ-カーブラザース、ボサノバ、ビーチボーイズ。
もちろん、全て我々なりのアレンジを施してあるので、曲ごとの違和感はないと思う。

さて、今日は新たにブルースというジャンルを加えた。
曲は「Sweet Home Chicago」
伝説のブルース・プレイヤーであるRobert Johnsonの名曲だ。
ブルースに挑む者は誰でも一度は演奏する、という定番中の定番。
ここで言う「Chicago」は例のシカゴではない、という説もある歌詞の謎も有名な話だ。
かのオバマ大統領も唄っているので、一度は聴いてみて欲しい。
White House Blues All Stars
まるで、不良に囲まれてドキドキしてるけど、仲良くしておかないとクラスがまとまらないからなぁ・・って、頑張って上手に付き合っている学級委員みたいだ。
それにしても、よくぞここまで不良老人が集まったものだ。
当時、やはり黒人大統領の誕生は、彼らにも大きな希望を与えたのだろうか。
それはさておき、大統領の唄いっぷりもなかなか大したものだ。
さすがというべきだろうか。

実は、私にとってブルースは初挑戦。
今まで、ブルースっぽい曲はこなしてきたし、遊びではよく演奏したが、純粋のブルースは初めてなのだ。
自分の声が、ブルースのそれとは全くかけ離れているということもあったし、周りにそういう仲間も居なかったからだ。
ただ、今は自分たちの音楽をすれば良い、と思うだけなので、原曲がどんなジャンルでも構わない。
自分が演奏したい、自分が唄いたいという曲を演奏すれば良い。

3部のコーラス仕立てにした唄もさることながら、楽器の個人技も試される。
腰痛の都合で、当面はブルースハープ一本でどこまで高みまで行けるだろうか?

2015年12月18日金曜日

今年最後のデッサン教室

最近は「今年最後の・・・」が増えてきたが、今日は今年最後のデッサン教室。

教室に行ってみると、同じテーブルの女性が何やら不機嫌な様子で私に紙片を渡した。
来年の三月末で、現在の教室の運営団体が、各種教室の運営から撤退するという内容だった。
現在は愛知県の外郭団体が、この口論議(こうろぎ)運動公園の運営を行っているが、恐らく来季から民間に移管するという話らしい。
きっと、県の財政的な問題解消のため、収益を生み出していない事業を見直しての施策なのだろう。
しかし、教室の仲間からは「楽しみしてるのに・・・」という不満の声が出ていた。
私にしたってそうだ。
多分、民間に移管すれば、収益とは無縁なデッサン教室なんぞ開催されるわけがない、という見立てなのだ。多分、当たっている。
先生に直接、格安な会場を提案している人もいた。
ま、来年の3月までには少し時間もある。
色々なことが解って、色々な動きも出てくると思う。

さて、今日は新ネタ。
いつものテーブルにいつものメンバー・・・最近は少し位置が固定化しているか?
お題は「ガラスの皿にレモン」。



またしても奇妙な取り合わせだ。
先生も「ゴメンナサーイ!難しいのばかりで・・・」

レモンなのだが、色は蜜柑のようだ。
レモンは楽勝と思ったが、ガラスのお皿が難しい!
これが水彩なら・・・と思わなくもない。
またお皿の形が全く不規則な形であり、どうにも捉えにくい。
とにかく集中!集中!

お向かいの女性が
「もう~いやんなっちゃう!里芋になっちゃった!!」
思わず吹き出してしまった。
僕は最後まで、ガラスと格闘。


この続きは年明けになる。
さて・・・・ガラスに光をどうやって入れようか?


2015年12月10日木曜日

水彩画

前回の「貝」は終わったので、また新ネタに取組む。

先生は山のようにモチーフになる物を持ってくるので、我々はその中から選ぶ。
が、中には自宅から好きな物を持ち込んでいる人もいる。
私と同じテーブルで描いていた男性は、自宅から大根を持ち込んでいた。
小ぶりの小さな大根3本を形よく組合わせて描いていた。

どうも、男性は男性同士、女性は女性同士というふうにテーブルに着いているようだし、私も自然とそうする。
なぜ、女の人はあれほどまでにお喋りなのだろう?
女性は100%一人残らず、3時間目いっぱい喋りまくっているのである。
「孫の話」「テレビの話」「若い頃の話」・・・・聞く気は全く無いのだが、嬌声まで含む遠慮の無い声から逃げる術は無い。
あれだけ喋り続けながら筆を止めることなく描き続けているということは、ひょっとして凄い事なんじゃないかな?とも思ってしまう。
唯一、オバちゃんと一緒に終始お喋りをしている男性が居るが、あくまでも例外。絵にも自信がお有りなのだろう。
だが、それ以外の数少ない男性陣はほぼ無音。
私は、頭を掻きむしって自問自答してばかり・・・ひょっとしたら独り言をブツブツ言っているかもしれないが、この程度は許してもらおう。

モチーフを決めて、下書きをし、最初に色を入れる時、いつも私は苦悩する。
下書きをした段階では、たとえ線の無い所でさえ、私の頭の中で対象物は立体なのだ。
ところが、最初の色を入れた瞬間から、私のイメージは破壊されてしまう。

透明水彩は下の色を透過させる。それを前提にして描かなければいけない。
紙は白として使う。
だから、油絵には無い、さわやかな世界が広がる。それが水彩画の大きな魅力だ。
また、そうして色を重ねることで新しい色を作っていく。
だから、濃い色の上に薄い色を重ねても、薄い色は全然生きてこないのだ。
油絵のように、後から光を描き入れる、という訳にはいかない。
ハイライトなんぞは「色を乗せない」ことだ。
ということは、光って明るくなった色を先に乗せることになる。
これが最初の苦悩だ。
薄い色で描くと、イメージしていた立体感は完璧に消え、のっぺりした異物になってしまうのだ。
モチベーションも下がるよなぁ!!

特に今回は黒っぽい衣装を着た人形が主人公。
サテンのようなダブダブの黒い衣装を纏ったピエロである。
最初は勇んでテーブルの上でポーズを取らせたが、直ぐに後悔した。
あーっ、難しい!!
絶対、描けんぞっ!
ひだひだはいっぱい有るから、思いっきり濃淡はあるんだけど、どんな色を作ったら良いのか皆目見当がつかない。
ひだ多すぎる。
それに!それに!「黒は使わない」という原則がある。
なんで、こんな原則があるんだぁぁぁぁぁぁぁ!!
前にもここに書いたけど、白も使わないんだってさ!!
じゃあ、なんで絵具セットに白も黒もあるんだよっ?って感じ。
「濁るから」だって。分からなくはないけど・・・
襟の部分の銀色はどうやって描きゃ良いのさ?見当もつかない。

しばらくの間、この子と格闘です。

黒い衣装を描くのに、黒は使わない・・・・光の当たっている場所はともかく、影の部分にも使わない。
車がガレージにあるのに、歩いて行くみたいな(健康的で良いんだけど)?
システムキッチンがあるのに、隣で七輪で火を起こすみたいな?
エクセルに計算式入っているのに、後で電卓で検算するみたいな?
あぁ、良い例えが思い浮かばないけど、とにかく自虐的だぁ・・・!!

例えば、人物を描く時の肌色をどう出すか?
普通は、まあ白が基本で、赤と黄色を足すってのが相場じゃん?
でも、透明水彩の人はそんな事しちゃいけないの。
白は紙が白いでしょ?
そこに、思いっきり水で薄めた赤と黄色を塗る。
ピンクだなんてもってのほか。赤だけで描くんだろうな・・・でも絵具の中にはあるし。

だから、今回は
「どこから描けば良いんだ?」
「どんな色を使えば良いんだ?」
「え~い、分からん!」
・・・・ブツブツ言いっ放しだった。

2015年12月8日火曜日

"Wallflower" Diana Krall Part2

腰痛はなかなか厳しいけど、ま、それは・・・さて置き。

Diana Krall「Wallflower」の続編。

5曲目「Wallflower」
アルバムタイトルである。
実はこの曲、初めて聴いたのだが、このカントリーっぽい雰囲気が即座にお気に入りになってしまった。
オリジナルは誰なんだ?と思って調べたら、何と!ボブディラン!!
知らなかったなぁ!!
ディランと知って、歌詞を読んでみた。きっと難解な歌詞なんだろうなぁ・・・
と思いきや、タイトルは文字通り「壁の花」。

~~~~~~~~~~~~~~~~
壁の花になってるけど、僕と踊らない?
独りぼっちで寂しいんだ
壁の花になってるけど、僕と踊らない?
君に恋してるんだ
~~~~~~~~~~~~~~~~

とまぁ、僕の勝手な意訳だけど、ラブソングだよね?

歌詞を読んでいたら、計らずも40数年前、大学入学直後のダンスパーティーを思い出した。
人生最初のダンパだった。
高校生の時に思いっきり背伸びして買ったスーツを着込み「ダンパ」に臨んだが、ブルースもワルツもジルバも知らない若造が踊れる筈もなかった。
悔しくも、先輩の踊りを見ながらも、私は「壁の花」ならぬ「壁のシミ」。
その時、好きだった人がいたのかどうかは憶えていないが、いたとしてもお互いが「壁の花」であり「壁のシミ」だった。
話は思いっきり脱線してしまった。
それにしても、イントロのストリングスが素晴らしい!

6曲目「If I Take You Home Tonight」
どこかで聴いた曲。胸にスッと入って来るメロディだ。
どこで聴いたんかなぁ????思い出せない。
調べたら、なんとポール・マッカートニーが書き下ろした曲。
しかも彼自身は未発表とのこと。
ということはダイアナの為に書きおろしたということか?凄いな!!
確かに、ダイアナの夫であるエルビス・コステロと通じて二人には交流があるし、2012年のポールのアルバム「Kisses on the Bottom」はダイアナが全面的にサポートしている。
更にこのアルバムはロサンジェルスのスタジオライブで観ることができる。
さて、「If I Take You Home Tonight」に話を戻そう。
なんてイングランドな曲なんだろう!!
多くのポールの曲には、非常にイングランド的なメロディが色濃く、それが何故か懐かしい。
ごくシンプルなメロディであり、ごくシンプルなコード使い。
それでいて、これほどまでに魅力的なメロディを編み出してしまう才能は何だ?
ここで又、彼の天才ぶりに打ちのめされてしまう。

まだ楽曲としては半分だが、今日も体力切れ。
また後日に・・・・・

2015年12月7日月曜日

予約外の整形外科クリニック

今日は予約外だったが、整形外科クリニックに行った。
腰痛が酷くなってきているからだ。

どうも先週末頃から痛みがキツイ。
腰を伸ばして立つこともできないし、歩行も困難な状況。
無理矢理歩こうとすると、前かがみにならざるを得ない。
まるで爺さんじゃねえーか!(実際、爺さんなのだが・・・)

「仙骨裂孔ブロック」「神経根ブロック」という二段階のブロック注射をしたが、数日の効果しかなく、一度は改善の兆候が見られたものの、その後再度症状が悪化していることを考えると、いよいよ外科的手術を念頭に置かざるを得ないと考え始めた。
それに、これ以上薬物治療を続けて「クスリ漬け」になってしまうのも怖い。
今日は主治医にそのことを相談しに来たのである。

さすがに主治医も、私の考えに同調してくれ、具体的な病院選びとなった。
この地方で整形としては、先日収賄事件で騒ぎのあったMJ病院が有名で、「神の手」を持つドクターが居ると知人からも聞いていた。
しかし、全国から患者がそのドクターを頼ってくるので、紹介状があっても3か月以上かかるらしい。
それまで俺の腰はもたんぜっ!
ただし、そのドクターは特に難易度の高い側弯症治療で有名とのこと。
私の場合にはそこまで必要ではないのではないか?
と判断し、行き慣れたA医大病院への紹介状を書いてもらい、クリニックから予約を入れて貰った。
予め調べてあったが、A医大は指導医の数、治療実績もN大学医学部病院に次いで充分である。
さすが大学病院だけに、予約が取れたのは年明け1月6日だった。

家に帰って、早速A医大病院を調べたら病室に有線ではあるがLAN配線がされており、PCの持ち込みOKとのこと。
ヤッター!
これで仕事ができる!
勉強できる!
Amazonビデオ観れる!
音楽聴ける!
全然退屈しないじゃん?!
ただし、夜は9時でLANもCloseされてしまうとか・・・・夜更かししちゃうもんね?!
ただし、WiFiルータ等の持込みは厳禁。
医療機関だけに、やはり無線には神経質になっているようだ。
ということはスマホ、iPad等は不可。

まぁ、その後状況が変わって、検査で入院不要という診断がされれば、それに越した事は無いのだが。
そんな奇跡は起こらないかぁ・・・・?

2015年12月4日金曜日

デッサン教室

今回は大失敗!!

全然納得できない!

やっぱり朴葉が難しかった。
素材感に着目する余り、全体の前後関係、立体感が損なわれてしまった感じである。
本当は葉脈など後で良いのだ。
私の場合、「木を見て森を見ず」ってとこか?

問題は、「面」を如何に作るか?だ。
「線を以って、面を作る」ということが、デッサンにおいては真骨頂。
できれば、少ない線でそれが実現できれば・・・・と思う。

それにしても、自然は凄いなぁ!
人工物は、とても足元にも及ばない。
どうしたら、もっと自然に近寄れるのだろう?

納得できないけど、時間切れです

□□□体験記

久しぶりにコスコトに行った。

朝から少し腰の不安を抱えてはいたが、「行けば何とかなるだろう」程度に考えていた。
何ともならなかった。
車を駐車場に置いて、お店に入った頃には既に相当ヤバい状態になっていた。

「オレ、車で待ってるよ」
幸いにも車中に居て凍えるような気温でもない。
問題は車まで歩いていけるか?だった。
途中で休憩していけば、何とか行けるか・・・?
そんな私の思惑など無視して、妻は「車椅子借りてくるから、待ってて!」
「え~・・・?車椅子?」
あっけにとられた私を近くのベンチに座らせ、妻は一人歩いて行った。

まさか、車椅子に座ろうとは思ってもいなかった。
恐る恐る、座ってみる。
クッションは悪いが、腰は楽になった。
足の置き場所と、ブレーキを確認すると、喜々として妻は車椅子を押して店内を進み始めた。
オーッ!景色が違う!!
当たり前なのだが・・・・
いや・・・案外、快適なだなぁ、と感じている自分がちょっと怖い。

自分の行こうとする方向と、妻の行こうとする方向が微妙に違うので、時々戸惑う。
また、低い視線から見ていると、スピード感覚も微妙に違う。他人が歩いているスピードは案外早く、自分が押されているスピードも結構速く感じるのだ。

低い視線に慣れた私は、自分で車椅子を動かす事を妻に申し入れた。
妻は「人の少ない場所でなら」という条件付きでそれを受け入れた。

自分で、車輪を回してみる。
オー!案外動くものだな!
最初は人気のない場所で、基本動作を練習。
前進、方向転換、バック、回転。
これだけできれば、何とかなる。

妻と店内を一巡することに。
意外だったのは、車椅子に座っていると、気を使ってくれる人が多かった事だ。
少し大げさに「ごめんなさい!」と言ってくれる。
有難いことだが、こちらも恐縮する。
操作に慣れてきた私は、少し人ごみの中に入っていった。
車椅子が加害者になるかも?
動かなくて、停まっているだけでも人ごみの中では障害物になり得る。
そしたら、今度はこちらが「ごめんなさい!」だ。

細心の注意を払って、店内を一周。
購入すべき物を決めた妻は、今度はカートを押して雑踏の中に消えていった。
私は家電売り場で待機することに。
従業員のお兄さんと仲良くなって、新しいiPadやMacBookの話をし、コストコの保証制度のメリットを聞いた。
確かに、コストコで家電・IT機器を買うのも良いかも知れない。
うちのiPadも古くなったので、そろそろ買い替えたい。

一人家電売り場をウロウロし、BOSEのヘッドフォンを見つけた。
良い音してる。
楽器の一つ一つ、ボーカルの一人一人が、それぞれ色の違った粒のように耳に飛び込んでくる。
あ、これ欲しい!
幾らかな?
悲しいかな、車椅子からでは値札が見えない。
Shit!

車椅子用のトイレも使わせてもらった。
中で回転しようとすると、どうしてもあの広さが必要なのだという事を体感。
店内のまっ平なフロアだけでは・・と思い、帰りは車まで車椅子で行った。
歩いていると全く感じないであろう段差も、車椅子では強く感じる。
もう少し、クッション性を持たせられないものか?

今回のような限られた環境の中で判断しては軽率なのかも知れないが、案外車椅子の操作も何とかなるものだった。
こののち、来てしまうかもしれない「被介護生活」に向けて、少しは心の準備になったのだろうか?

母が数回使っただけの車椅子、自分の車のトランクに積んでおこうかと考え始めている。クッションも添えて。


2015年12月1日火曜日

"Wallflower" Diana Krall

Amazon Prime Music を聴き始めて以来、ハマっているアルバムを紹介したい。

今日の標題がまさしくそれ。

今回はかなり怖い顔!

私はダイアナ・クラールは何枚かアルバムも持って、以前からよく聴いている部類なのだが、このアルバムは今までとは全然毛色が違うと言って良いだろう。
60年代から80年代頃にかけての、ポップスを中心に唄っている。
しかもアレンジはあの巨匠デビッド・フォスターなのだ。
全くJazz色が無いので、彼女にJazzシンガーあるいはピアニストとして期待している人には、許せないアルバムかもしれないな~・・・
でも、私のような世代にとっては、実に懐かしい名曲揃いの胸キュンものばかりなので、機会があれば聴いておいて損はないってば!!

おーっ、やっぱりYoutubeにも上がっている。こちら→Wallflower
曲順はずいぶん違うが、音質を気にしなければこれで十分かも?

最初、ダイアナのCDを手にしたのは、正直に告白すれば彼女の容姿である。
「動機が不純!」って?
だって以前は、なかなかCDの試聴なんてできないから、新しいアーティストのCD買うのは実に勇気が要ったのだ。
その時に頼るのはジャケ写。
ジャケ写でピンと来るものの中の一つの要素として、女子の場合「美形」というのがある。
ま、お見合いのようなもんだから・・・・・
ダイアナは大当たりだった。

さて、曲紹介・・・

1曲目「California Deamin'」を最初に耳にした時には
「え~・・・!またベタなポップスをカバーしたものだ!こりゃ期待できんぞっ!」
と思ったのだが、聴き進むうちに、実にオシャレなことに気が付いた。
ボサノバ調ののアレンジなのだ。
さすが、デビッド・フォスター。
ホ~・・・こういうのもアリよね?

2曲目「Desparado」
あれ?ご本家、イーグルスのドンヘンリーが唄ってるんじゃね?と思うほどの低音&ハスキー。
もちろん、ダイアナが低音の持ち主であることは百も承知だったが、これほどまで~?
と思うほどの凄みなのだ。だから、原曲のイメージ全然壊していない(?)。
サビで時々覗く、女性らしい声も「少年か?」という感じ。
でも言っておくが、ダイアナの声は低音でハスキーだけど、決して荒っぽくはなく、優しい女性らしい声である。

3曲目「Super Star」
ご存知、カーペンターズの名曲。
勿論、カレンの声とは全く違うが、ダイアナの女性らしさが前面に出てるじゃないだろうか?

4曲目「Alone Again」
いや~!懐かしいなあ!!
本当に一世を風靡したとは、まさにこの事。当時はホントよく聴きましたぞっ!
アイルランド人のギルバート・オサリバン。独特な個性で世界中に旋風を巻き起こした。
ピアノ弾きにとって、エルトン・ジョン、ギルバート・オサリバンへと続く英国風の流れに憧れたものだ。
また、声は少しポール・マッカートニーに似てたような気もする。
ちなみに、何故、アイルランドには素晴らしいミュージシャンがあんなに多くいるのだろう。今でもだ。
さて、ダイアナはこの曲を、かなりテンポを落として唄っている。
ふ~ん・・・感じ良いね~!
そうだ、オリジナルが流行った頃、曲としては軽快だけど歌詞の内容は悲しい内容なので、そのアンバランスに若干戸惑った。
「結局また一人だもん!」とアッケラカンと唄っているのが、かえってそれが悲しく、ヨーロッパ人の奥深さを感じさせる。
そういう意味では、ダイアナの歌は素直に歌詞とぴったり合っているのかもしれない。
アメリカ大陸とアイルランドという違いかしら・・・
今度、うちのバンドで唄おかな?

まだ、先は長いので、今日はこの辺で。
続きはまた。