2016年4月24日日曜日

絵の評価は大きさ?と言えなくもない

そろそろ6月の連盟展の準備をしなくてはならない。
一度も「会心の作」というヤツを描けたためしがないので、プレッシャーがかかる。
それに、周りから「作品は大きい方が評価される」と聞かされるので、尚のことである。
ま、別に評価など気にしなけりゃ良いだけの話だが、そうはいかないのが私の性(さが)だから、困ったものである。

今まではデッサン教室も、水彩画の木曜会も4号のスケッチブックを使っている。
家で描く風景画は6号。
できれば、出展は8号か10号を目指したい。

木曜会でもデッサン教室でも、参加回数を重ねるにつれ仲間同士親しくなってくる。
オッサン同士は、気さくに情報交換をしていても、所詮はその場限りの付き合いと、お互いに割り切っている。これが良い。
デッサン教室に来ている人も、同時によその場所では水彩画をしている人が多い。
皆、観察眼と物を捉えるチカラを養うために、この教室に通うのだ。
今回も、終了30分前頃から、水彩画に関する情報交換が始まった。
展覧会情報や、地域の先生情報・教室情報がメインだ。
キャリアの浅い私は、殆ど問題提起役と聞き手に徹している。
明日まで「院展」が開かれているとか、来週は「水彩連盟展」が県美で開催されるとか・・・皆さん良く御存知だ。

一方、技法についての話も多い。
やはり皆「透明水彩は一発勝負だ」と言う。
だから、透明水彩の作品はせいぜい10号までなのだと。何せ修正がきかない。
それ以上の大きな作品はアクリル水彩が多いのだとか。
ガッシュ(不透明水彩)以上に不透明なのだそうだ。
油絵のように、下の色を隠し、盛ることさえできるとも。
ただし、大きな紙(80号とか)になると板に水張りしてもらうと2万円もするそうな。
と言っても、修正が自由にできるのだから、少々の高値はやむを得ないとも思う。
より自由な表現方法を用いたいと思いながらも、油絵はあの臭いがどうも苦手である。
俄然、アクリルに興味が沸いてきた。
・・・・とは言っても、手を出すのは透明水彩をもう少し極めてからにしよう。

オルチャ渓谷に佇むチャペル

先日描いたブランデーボトルに金属箱を追加した。
柔らかなメタリックな中にも、少し手脂で銀メッキが汚れた表情を捉えたつもりだ。