2019年5月23日木曜日

39年ぶりのブルージュ

第一印象は都会になったなあ!ということ。
駅からして近代的になりつつある。旧駅舎と共存しているとは言え、その旧駅舎ですらあの頃とは違うような気がする。
勘違いかもしれないが、私の知っているブルージュ駅は田舎のちっぽけな駅で、券売機なんて無論無く窓口が二つ三つあっただけという記憶だ。ただ、長い時間に晒されて記憶自体が風化したのだ、と言われれば実に心許ないのだが・・・。

季節も違う。
あの時は、もう冬になっていた。
観光客の姿も殆どなく、凍った空気のなか、中世の景色を楽しむ余裕など無かったのだろう。

翻って今日は快晴。
少し遅い春の色が、目に鮮やかに飛び込んで来るようだ。












2019年5月21日火曜日

憧れのゲントに

長年憧れていたゲント(蘭:ヘント)に行ってきました。
39年前、車窓から通り過ぎた景色が忘れられず、『いつかは来たい』と思っていた街です。
天気がイマイチなのか残念ですが、残り日数も少なくなってきているので選択の余地は有りません。
アントワープから1時間程。
トラムに乗って街の中心に行けば、煉瓦作りの建物が並ぶ古都です。









2019年5月20日月曜日

アントワープに戻りました

ブリュッセルでは古色蒼然たるホテル・メトロポールに泊まりました。
エントランスやロビーなど立派過ぎるほどなのに、部屋は・・・?みたい。
古いホテルを維持させるのも大変なんだなぁ!!

ブリュッセルに到着したその日は、折悪く?LGBTのデモが大音響と共にブリュッセルの街を席巻しており、とても観光どころではありません。
こうなったら、ふて寝するしか無いです。

翌日は王立美術館。
思っていた以上に展示作品が多く、ゆっくり観賞してたら半日過ぎていました。



1700年代のペン画であり水彩画




どこかで見たことがあるような・・・?


ローマのサンタンジェロ城
当時の周囲の風景が興味深いです

早めの夕食を済ませ、ホテルに預けていた荷物を持って最終宿泊地であるアントワープに戻ります。いよいよこの旅も最終楽章に入りました。


2019年5月18日土曜日

オランダを離れて

デン・ハーグを経ち、ロッテルダム経由ブリュッセルに向かう車中です。
昨日は午前中、隣街であるデルフトを訪問しました。デルフト焼きで有名ですが私の目的はフェルメールの描いた『デルフトの眺望』に魅せられたから。フェルメールが描いたその場に立ってみたかったからです。
しかし、デルフトの街は濃い色の煉瓦の建物が並び、実にしっとりとした素敵な街でした。観光地ズレもしていなく、機会があれば是非とも泊まりたい街です。








デン・ハーグからはトラムで行けます。
街を散策して、最後にフェルメールが描いたであろう場所に立ちました。感慨無量!
他には誰も居ませんでしたが・・・。
現在のデルフトの眺望

さて、そのイメージが消えないうちに、デン・ハーグに戻って『マウリッツハイス美術館』に向かいます。ホテルもこの美術館のごく近所なので少しだけ休んで行きます。
さすがにこの美術館は日本人にも人気があるようで二組の日本人ツアーに遭遇しました。やはりお目当てはフェルメールでしょう?
それにしてもエントランス付近、ガイドの『集合は20分後になります!』にはビックリ。
つい先日まで大阪でフェルメール展が開催されていたようなので不安がよぎります。入れ違いなんて残念過ぎる!
あった、あった!
『真珠の耳飾りの少女』も『デルフトの眺望』も!

フェルメールの描いたデルフトの眺望



少女の方は以前、東京で会っていますが、デルフトの眺望は初めてです。
先ほど見た現在の眺望と比較しても意味無いけど、やっぱり感慨無量。僕のなかでこの絵が風景画としての最高峰になったような気がします。
それにしても、風景画の真骨頂は空と雲を如何に巧く描くか?何せ半分以上の面積は空なのです。

小一時間もこの絵の前で立ってたでしょうか?
名残惜しい気持ちを引きずりながらも、オランダのめっちゃ美味しいビールを求めて、退出しました。



2019年5月17日金曜日

デン・ハーグ到着

親しんだアムステルダムを離れて、今日はデン・ハーグ入りです。
ここでの目的は2つ。
一つはマウリッツハイス美術館にフェルメールを、観に行くこと。
そして、もう一つは、世界遺産であるキンデルダイクに風車を観に行くこと。
天気予報を見て、明日は降水確率が高いので美術館を明日にして、今日は頑張ってキンデルダイクに、遠出するとしましょう。

お昼前にデン・ハーグのホテルに到着。荷物だけを預けて出発!
ハーグもアムステルダムと同様、建設ラッシュ。超近代的なビル群が目を引きます。オランダは高度成長なんてしょうか?



ドルドレヒトから例によって路線バスで40分も乗ったでしょうか?『これぞオランダ』という風景が広がります。
オランダでも、これ程多くの風車が並んでいるのはここだけなのだそうです。






これで私のオランダでのミッションはほぼ完了です。
クレラー・ミュラー美術館、ギートホールン、そしてこのキンデルダイク。お天気にも恵まれて最高の冒険旅行が出来ました。