若い人達は知らないだろうが、かつてヨーロッパに行く時には、南周りを除いて全てアンカレッジ経由だった。
パリへの新婚旅行に向かう私達もアンカレッジで旅情を楽しんでいた。
そこに現れたのは見慣れた顔だった。
それはスウェーデンの貴公子ともスウェーデンの鉄仮面とも言われたボルグ。
妻は興奮してボルグの洋服に触りながら「ボルグ…!」と呼びかけてはみたものの、やはりボルグは鉄仮面だった。
そう、その頃はブームと言われるほどテニスが盛り上がっていたのだ。
今のようにサッカーが盛り上がっているわけでもなく、WBCが有るわけでもなく、国際的なスポーツと言えばオリンピックとウィンブルドンだった。
憎らしいほど沈着冷静なボルグ、やんちゃ坊主のマッケンロー、粘り腰のコナーズ。
いつもこの三人がコートの主役だった。
誰もが彼等に憧れてラケットを握ったもので、かく言う私もその最後尾を追いかけていたものだ。
だから毎年この時分には寝不足で出勤せざるを得なかったのだが、上司も御同類
と見えて目を真っ赤にしている。
敢えてテニスの話題は昼休みの楽しみにとっておいたものだった。
いつの間にか、彼等がコートを去り、私も体力の衰えと共に、コートからそしてウィンブルドンから遠ざかってしまった。
しかし、今年のウィンブルドンは違う。
錦織圭君の活躍ぶりは、かつてのテニスボーイを興奮させるに充分だ。
あの頃のウィンブルドンのコートには、日本人は、少なくとも日本人男子はいなかったのだ。
それが11位というランキングを引っさげて堂々たる試合ぶりなのだから興奮しない訳がない。
今日は初の四回戦を目指してイタリアのSeppiとの対戦。
イーブンで迎えた第3セットはタイブレイク。
厳しい応酬です。
簡単には勝たせて貰えませんね~
おー!
ようやく錦織君が制しました。
これでゲームカウント 2ー1。
さあ、結果はどうなるでしょうか?
ぼちぼち、休みます。
伊達さんも頑張れ!
⇒ 二人とも残念でしたね。でも久々にテニスでエキサイトさせてくれて有難う!
0 件のコメント:
コメントを投稿