30年来の顧客がある。
2歳年上のその担当者とは、若い時分からの付き合いだ。
今は、そこと商談が起きているので、定期的に訪問している。
今日は入院・手術の事を報告することが主目的。
腰痛自体は以前から報告してあるので、入院日・手術日、そしてしばらく安静が必要だという事を報告した。
すかさず担当者から「車はダメらしいよ!」
そうとは知らず
「え?そうなんですか?」
彼のお姉さんが昨年12月に、やはり腰痛で入院したとのこと。
「そうやって医者から言われたんだって。だけどさぁ、車に乗れないってことはどうやって家に帰れば良い訳?ってことよ」
そりゃ、そうだ!
つまり車に乗っても良いが、運転は駄目という事らしい。納得。
しかし、運転できないってことは、私の行動力に相当なブレーキがかかることを意味する。
彼のお姉さんの入院期間は10日と、私の場合とほぼ同じ。
うん、そうか、そうか・・・
「本人は、まだ痛いのでもう少し入院したかったけど、病院から追い出されちゃった」
ま、急性期病院なら仕方ないかと思ったが、「まだ痛い」が気になった。
「で、今はどうしてる?ピンシャンしてんでしょ?」
「ううん・・・全然!杖ついてるもん!」
あん?
「お姉さんは、前から杖ついてたの?」
「いや、退院してからだよ」
「ええっ~!そうなの?」
なんか嫌な感じ・・・
「退院の2・3日前にお見舞いに行ったけど、なんかしんどそうだったなぁ!」
全然楽勝じゃないじゃん!
一方で、彼の後任である若い担当者は、昨年12月に入院したばかり。
胆石を口からの内視鏡で取ったそうだ。
十二指腸からの鋭角を思うと、大変なことである。
「私も退屈すると思って、色々遊び道具を持って行ったんです。」
そうだよね。私も同じだ。
「本もいっぱい持ち込んだけど、とてもそんな気になれなかったですよ。」
「なんで?」
「いやぁ、痛くて、痛くて・・・・。」
彼の場合、遊び道具に手が伸びたのは退院直前だったそうだ。
そういえば、手術後は寝返りを打てないって言われてたなぁ。
いつまでだろう?
「床ずれ」できないかなぁ?
体験談を聞いていると、嫌なことばかり想像されて気が滅入ってしまう。
「そんなに、脅さないでよ!話変えよ!」
不遜にも半分旅行気分に考えていた私は、冷や水を浴びせられた。
少し手術後が心配になってきたぞ。
帰り際に「A医大の看護師は可愛いお姉ちゃんが多いらしいから・・・」と言われたのがせめてもの救いかな?
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