今日4日も非常に温かだった。
昨年初詣に行かなかった事と腰痛とを繋いで考えることは無かった。
初詣に行かなかったこと自体を思い出すこともなかった。
ましてや、義母が亡くなった事と関連させたことすらなかった。
だが、それらはすべて事実だ。
確かに、昨年のお正月は事務所の移転の真っ最中であり、初詣という余裕すら無かったし、移転作業が終わった直後に義母の急変が伝えられた。
腰痛発生は、それから数か月後のこと。
そんな年は悪い事同士を関連させてしまう。
そういう事があって年末から「今度はきちんと初詣に行かなくちゃ!」とは家族の申し合わせになっていたのである。
特に信心深い訳でもないが、毎年の初詣は欠かした事がなかったと思う。
また特定の宗教に傾倒している訳でも無いから、その時その時に応じて神社でもイエス様の前でも、また阿弥陀様の前でも両手を合わせる事に何らためらいは無かった。
だが、昨年はそのチャンスを逃していたらしい。
「だから・・・」という事を言われても否定できない。
我が家の初詣は、「猿投(さなげ)神社」が恒例である。
それは私が子供の頃から続く行事であり、それがそのまま受け継がれている。
猿投山の麓にあるその神社は、幾分気温も低く、それがピリッとした緊張感をもたらしお正月に相応しい。
三が日は人出も多く、今年の体調ではとても無理な事は分かっている、さりとて6日のA医大の受診前には言っておきたい・・・という理由から今日になった。
腰痛は相変わらずであり、朝にモーラステープを二枚お尻に貼っての出発。
今日は実はもう一つ、去年の旅行のために新たに購入したカメラのデビューである。
結局、秋もクリスマス・シーズンも旅行には行けず、紅葉に至っては見頃もなく、デビューの機会を逸していたのだ。
初詣シーズンは普通停めさせて貰えない本殿近くの駐車場に、「歩けない」という状況説明をし停めさせてもらった。大鳥居を潜らない事が若干気がかりだが、それは勘弁して貰おう!
トランクには車椅子が積み込まれているが、砂利の上での車椅子は、できれば使いたくないなぁ・・・。
ところが、いざ駐車して外に出てみるとアラッ・・・?。
腰の痛みが殆どない!おかしいぞ?
よし!調子が良いうちにお参りを済ませるとしよう!
痛くなれば即刻戻れる距離に車はあるし、心の準備も出来ている。
手を洗い、本殿にお詣りし隣に並ぶ五つほどのお社にもじっくり参拝する。
今年は申年ということで この「親子猿」が注目されていた |
良いお天気! |
まだ痛くないぞっ!
妻がお守りを買うのを待つが、その間も痛くない。なぜ?
妙な考えが浮かんできたのはその頃だ。
「ひょっとして神様の御利益?」
「うっそー!?」
「じゃあ、大鳥居をくぐろう!」
200~300メートルある参道を通って一旦鳥居を出て、改めて一礼をしたうえで鳥居をくぐる。
写真を撮りながらということだから、随分のんびりしている筈だ。
「お賽銭ももう一度上げようよ!」
決して綺麗ではなかったが、 秋のリベンジだ! |
お正月らしいですね |
不思議なことに、参詣の間、一度も腰痛を感じなかった。
信じられない事である。確かに朝は痛かったのだ・・・。
友人にその事を「どうせ明日には復活してしまうだろうけどね」とメールしたら
「きっと神様の御利益!良くなることを信じてますよ~!」
と返ってきた。
そう信じたい。
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