しかし、予想以上に毎日色んなことがあり過ぎて気持ちの余裕がなかなか生まれないのも正直なところ。
今回の旅日記はリアルタイムは難しかったか?
今朝は多少時間的にもゆとりがあり、ベッドに寝っ転がって書いている。
朝から絶景! |
朝の部屋から |
イタリア人以外はドイツ語圏の人達が多いようである。
食堂からの眺望も最高なのだが、ツバメの数が半端ではない。季節がらなのかひっきりなしに飛びまわっているので、それを避ける為だろうかガラス窓の外に透明ビニールを貼り付けてあるのが、残念だ。
今日も甘い物のオンパレード!
徐々に、甘いものが苦手になって来た。
そう言えば、朝食にスープが出た試しがない、と思うと俄然スープが飲みたくなった。
しかし、期待以上の素晴らしい街コルトナに大満足。
アッシジとは違い、人々の生活の息吹きを感じることができることが何とも嬉しい。
広くはなかったが、景色も良くて最高の部屋でした |
パブリック・スペースも広々として清潔だった。
今日はシエナに向けて移動。
その前に、街をもう一度散策しておこう。
ここでも先ずチェックアウトし、車を置かせて貰う。
妻が精算する間に私は車を出し易くしておきます |
コストパフォーマンスの良いホテルでしたね |
昨日と変わりない街並みをブラブラした。
なかなかおシャレなお店でした |
アート系のお店も多いのです |
見えないけど、ここのポルチーニ茸は高かった |
この絵にはどうも惹かれてしまう |
こんな可愛い物も売ってました |
これも可愛いね |
なかなか魅力的な物ばかり |
かなり日差しもきつくなったので、ホテルに帰ろう |
ホテルに車を取りに行く途中、昨日のPizzeriaの前を通った。
御主人は既に働いていた。
「ごきげんよう!今日は言い天気ですね!」
と挨拶をし、コルトナの街とお別れした。
シエナの街に向けて出発した。
綺麗な草原が広がる |
思わず写真を撮りたくなります。 |
方向も何だかヘンだ。 妙に北に行かせて、そこから真西というコースだ。
私の予測では、コルトナからシエナまでは国道でほとんど真西の方角に単純に行けば良いと思っていたのだ。
これはアレッツォの街なんじゃない? 行きたかったけど日程の都合で行けなかった。 |
きっとそうだ! |
間違いないね! 通る筈ないんだけどなぁ・・・ |
昨日以来、不信感の塊になっているGarminのこと、今日もおかしいのか?と徐々に思い始める。
クソGarminめっ!
標識ではSIENAは左と書いてあるのに、Garminは直進させようとしたのだ。 |
車を停めて、よくよく見てみたら、何と!目的地の設定は正しいにも拘らず、モードが自動車ではなく、自転車&歩行者になっているのだ。
そう言えば、今朝の散策の時に、ガーミンを歩行者モードで使おうとして、設定がそのままになっていたことにようやく気付いた。
一昨日も書いたように、国道が自動車専用道路になっているので、自転車や歩行者は田舎道を通らねばならないからだったのだ。
アッチャー!Garminごめん!私が悪うございました。
しかし、間違えたお陰で綺麗な景色も見られた、と思っておこう。
気を取り直して、車モードに変更すると、今まで示していた道とは全く違う道を指示し始めたのだ。
クソッ!1時間半程のロスかな?
そこからはまず真南に進路をとり、途中で自動車専用道路E78に乗った。
これで一路シエナに!
おー!これで間違いなし!! |
イタリアではディーゼル・オイル(軽油)が一番上に表示されている |
さあ、もうすぐシエナかな? |
途中一回の休憩をはさんでシエナ市内に。
一度ラウンド・アバウトで失敗したものの、順調にHotel Gardenに到着。
ホテルが若干郊外で本当に良かった。
シエナは大都会である。
こんな所で車でヨロヨロしてたらクラクションを鳴らされて事故るのがせいぜい。
街の一歩手前というロケーションは想像通り。
駐車場も広々しており、気楽に駐車できる。
チェックインした本館からはシエナの旧市街が一望に見渡せる。
本館はなかなか風情のある建物なのだが、私達が寝泊まりする建物は、愛想の全く無い白い建物。
まるで合宿所だ。
しかし、入ってみれば部屋は清潔で広いのだから文句は言うまい。
部屋に荷物を置いて早速シエナ市内に向かう。
フロントで6番のバス停がホテルの近くにある、と教えて貰っていたのでそこに急ぐ。
バスは30分に一本運行されている。
バスは直ぐに来た。
チケットを持っていなかったので、車中で買ったのだが車中だとバス代が€2。
ところがこれをTabacciとかで買えば€1.4なのだ。
近くにTabacciは無さそうだったので諦めたていたのだが、後でホテルで買えるということを知った。
イタリアのバスはチケットを通す機械も無いし、いちいち運転手も確認はしない。
客は3ヶ所ある出入り口から乗って、3ヶ所の出入り口で降りるだけだ。
ただし、チケットは持っていなければならず、しかもバス内に何カ所か設置してある打刻機で打刻しないといけない。検札された時にチケットを持っていなかったり、打刻されていない時には罰金が科せられるので要注意。
更に言ってしまえば、ローマでもそうだったが、チケットは一時間有効であり、その間ならバスを何度も乗り換えても構わないというシステムである。
私は乗り継ぎの経験も、一箇所一時間で済ませた経験も無いので、一時間以内というのが乗車時なのか降車時なのかは不明である。
バスの終点で降りた。
この先はバスも乗り入れられないとのこと。
バスの終点 |
まず、目指すはカンポ広場だ。
と言っても、人の流れについて行けば間違いない。
中世の街並みを通って進む |
昔、このお店でお土産を買った覚えがある |
ついに見えた!マンジャの塔とカンポ広場 |
あー、シエナに来たって感じ |
でも意外と狭い感じがした。 何故だろう? |
取り敢えず満足しちゃいました |
感慨無量? |
今回はマンジャの塔に登るぞっ! |
マンジャの塔に登る前に一度DUOMOに行ってみることにした。
カンポ広場から少し奥に行くと |
SPARを見つけた |
すると隣には八百屋があった |
何とシエナの街の真ん中で八百屋さんを見つけてしまった。
妻の足は自動的にそちらに向う・・・・
安い!と叫ぶ。
コルトナでみたポルチーニ茸の半額程度らしい。
100gで€11.5
しかもクズが少なく、大きな実がいっぱい入っている。
それは買いでしょ?
意外な場所で意外なものが安い!
それでも妻は知らない間に、おじさんと値切り交渉を始めていた。
おじさんも、主婦じゃ仕方ないなあ、とディスカウントに応じてくれた。
私たちは、3袋買って、しかも乾燥トマトも2袋買った。
まぁ、重い物でもないし・・・・・・
DUOMOへのショートカット |
DUOMO |
さすがに立派な建物である |
Duomoは明日にして、今日はマンジャの塔に登る事に決定!
まだ道を戻りカンポ広場に向かう。
チケット・オフィスで切符を買って少し階段を登ると、ゲートがあって中年女性の係員がカメラ以外の物はロッカーに置いて行け、と言う。
ま、鍵付きのロッカーだし係員が二人も居るので安全なんだろう。
マンジャの塔もそろそろ人が少なくなっている。これが実際には幸いした。
当然ながら、エレベーターが有る訳でもなく狭い階段をエッチラ登るしかないのだ。
その狭さは人が摺れ違うことなどできそうもなかった。
途中、大した踊り場もないので、混んでいる時にはきっと苦労をするんだろうな?
などという事を考えながら登るも、まだまだ頂上には程遠い。遅れがちな妻を待ってゆっくり登る。
黙々と登って行くと、ようやく一区切りがついた解放感ある場所に辿り着いた。
頂上はほんのもう直ぐだ。
下を見れば、もう相当登って来ていることが分る。街もすっかり見渡せる。
下を見た妻は、ここで待つと言う。あまり高所は得意ではないので仕方ない。
無理強いしても可哀想なので 一人頂上を目指す。
頂上には2組が居るだけ。
360度見渡せる。
シエナの街のみならず、その外に広がっている田園風景も一望のもと。
カンポ広場に集まっている道が線のように広がっている。
どこからか、小太鼓の音がひっきりなしに聞こえてくる。
7月に行われるパーリオの為のパレードの練習かもしれない。
当然のことながら、塔を降りた頃には足はぐったり疲れていた。
マンジャの塔から見たカンポ広場 |
道の狭さが分ります |
視線を南に転ずれば田園風景が見渡せる |
明日訪問するDuomo |
私達はこちらの方向から来ました。自然が広がっています。 |
予め帰りのバス時刻を頭に入れていたので、急いで帰る事にした。
どうせなら、来た時とは違う道を歩きたい。
どこを歩いても中世の街が素晴らしい。
桐の花が咲き誇るバス・センターに到着しても多少の時間の余裕が有ったので、Tabacciで明日のバス・チケットも購入しておく。
さあ、問題は降りる停車場だ。
イタリアのバスは何処の都市も停車場のアナウンスは絶対にしないので、要注意である!
結局私は2つ手前で降りてしまったのだが、不自然に思った運転手が機転を利かしてくれて、再度乗車させてくれた。
無事ホテルにたどり着いたのであります。
ホテルのテラスからは夕陽に照らされたシエナの街がとても綺麗だ。
マンジャの塔もDuomoも観ることができる。
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