2018年4月19日木曜日

ザルツブルク発ウィーン行き

今日は最後の訪問先ウィーンに向けて移動です。
時間も決めていないので、焦ること無く荷造りをして出発することにしました。

今回はQBB(国鉄)ではなく、ウェストバーンという私鉄を利用することにします。ヨーロッパでは同じ線路を複数の運用会社が競争して運行しています。イタリアでのTrenitaliaとItaloの関係と一緒ですね。日本でもこれくらいオープンにしたら世の中少しは変わるかも?
所要時間は同じようなもんで、運賃は国鉄の€54に比べ€26.5と凡そ半額です。
これはメリット大きいですね!
唯一危惧したのは駅でチケット購入ができない、という事です。確かに駅のチケットオフィスはQBBの売場ですから。
ネットで事前に購入できるということだったので、ホテルでトライしました。ところが最後にクレジットカード情報を入力してGo!とすると、ノーレスになりブラウザがエラーになります。
実に嫌なところでノーレスになるもんだ!
3回リトライしても結果は変わらず。
イモ・システムめっ!
画面を戻すと『まだ精算が終わっていません』的なメッセージが出ていたのでゴミ箱に放り込んでやりました。多分、大丈夫でしょう。
こうなったら車内で購入だ、とばかり時間に余裕を持って駅にゴロゴロ向かいました。

駅のディスプレイでプラットホームを確認し、ウェストバーンの看板で到着駅の確認をしました。ウェストバーン鉄道ではウィーン西駅行きと中央駅行きの二種類があり、ほぼ交互に運行しています。私達は中央駅付近のホテルを予約しているので間違えたら地下鉄で移動しなくてはならないのです。
すると地元の中年女性が優しく『ウェストバーンは国鉄より安くて良いわよ』と話し掛けて来ました。
『はい、知ってます!でもチケットは駅では買えないでしょ?』というと『大丈夫、構内の◎◎で買えるわ』
『◎◎?ひょっとしてタバッキ?(なんでここでイタリアン気取り?)』
『そう、タバッキ!一緒に行ってあげるから行きましょう』
私がチケットを買っている間も店内にいて、私が購入したチケットを見て『OK!』。
よほど私の英語力に不安を感じたのかも知れません。
ただ購入額が€19.99と思いの外安かったのでそれを尋ねてみると、『€26.5というのはあくまでも標準価格であり曜日によって値段が違う。水曜日と木曜日は一番安いの。金曜日は逆に高い。それと時間帯によっても価格は変わる。』とのこと。後から調べると最安値は€17.7。
ラッキー!
親切なご婦人にお礼を行って私達は列車に乗り込みました。
彼女は『とてもシンプルなの』と言ってましたが、何の何の。清潔ですしテーブル席も有ります。情報表示画面も数が少いとは言えきちんと有ります。申し分ありません。

11:22発。サンドイッチと、飲み物をテーブルに広げてブランチを摂りながら出発です。
隣のボックスでは韓国の男子二人組が乗り込んでいました。今回の旅で、目立っているのは韓国の若者です。どこに行っても同性グループや男女カップル、しかも彼らの多くは予めバウチャー類を印刷して持っていることから個人旅行だと思われます。服装もオシャレです。凄いなあ!
残念ながら日本の若者はめったに見かけません。

14時前に無事ウィーン中央駅に到着。
超モダンな空間です。

ご愛用のSPARは2店舗もあり、フードコートも各種あるようです。お、書き忘れていましたがオーストリアにはサンドイッチのSUBWAYが有ります。さすがにウィーンではシーフードものは有りませんが、値段も日本と同じ程度です。

さてホテルも直ぐに見つかりチェックインしたのですが、部屋の掃除が終わってないので15分待ってくれとの事。結局40分以上待たされました。今回の旅行の不愉快ポイントの一つです。

部屋に荷物を置いたら街に繰り出します。
右も左も分からないので、とりあえず旧市内の中心部と思われるシュテファン広場に行ってみよう。
ウィーンの地下鉄はU1~U6か張り巡らされたおり、トラムも数多くとても交通の便は良さそうです。
シュテファン広場にはホテルからM1で3駅。
地上に降り立つと凄い人、人、人です。
直ぐに怪しげな日本語で話し掛けられました。夜のクラシック・コンサートのチケット販売員君です。今回の旅行目的ではなく、演奏者のレベルも分からないのでお断りしました。
クラシックコンサートに行くんなら事前にある程度は調べて行かないとね?

シュテファン大聖堂は丁度夕方のミサが執り行われていましたが、素晴らしい教会でした。


次は高級ブランドショップを前を歩いて、ペーター教会に向かいます。ペーター教会では偶然にも弦楽奏団+ソプラノ+アルトの公開練習に立ち会うことになりました。彼らがプロなのかアマチュアなのかはおっちゃんのレベルでは判断できませんが、残響の多い教会でそれはまるで、天まで響きわたるような気がしました。





妊婦さんの為、座っていますが左側のソプラノさん、とても綺麗な声でした。


明日はドナウ川クルーズの予定が入っています。
今回唯一のツアー参加。
朝九時に西駅に集合ということで、集合場所の下見をしておいた方が安心です。
U3で西駅へ。この周辺は下町っぽい雰囲気ですね。

集合場所も確認でき、ここからはトラム18番で中央駅まで戻ります。
ウィーンでは地下鉄もトラムも乗車券は共通です。というか、ヨーロッパではそれが当たり前ですね?日本はどうなの?
最近ではどの街に行っても1回券以外に1日券、2日券・・加えて観光施設の入場券込みという物もあります。ザルツブルクでは大いに助かりました。
ここウィーンでもどうしようかな?と調べましたが結論としては1回券にする事に。
63才以上適用のシニア券という物もあり、それで行くか?検札の際には年齢を証明できる身分証が必要ということですが、同然いつもパスポート持参での外出ですから問題なし。
色んな街で券売機を使い、クレジットカードで購入してきました。
ウィーンでも当然同じようにします。しかしここでは上手くいきません。エラーになってしまいます。カードはちゃんと読み取ってるのに、何で?
横にいる人にヘルプしてようやく分かりました。
最終確認の前に決済通貨を選択する画面が余分に表示されていたのです。
二枚分のチケットで具体的には
1 EUR 3.0
2 JPY 400
という画面で私はOKボタン(緑)を押していたんですね~!ここでは1か2を選択しないといけなかった訳です。知らんかったな~!
でも、待てよ?ここで日本円ってどういう意味なん?
クレジットカードの意味ないじゃん!
当然1を選択しました。

後で聞いたことによれば、ここでJPYを選ぶとどこぞの銀行が手数料を稼げる仕組みになっているようです。

さて、そんなこんなで無事にトラム18番にも乗れ、ウィーンの初日は終了です。

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