心配していた天気は快晴です。
ホテルでザルツブルク・カードを購入して出発。
ザルツブルク・カードは€25と決して安くはないのてすが、バス、ケーブルカー、ロープウェイが乗り降り自由。主な観光施設の入場料も無料になるということで、これは買わない手はありません。最初に使った時から24時間有効です。
手始めにモーツァルトの生家に向かいます。
歩いて行ける距離ですが、せっかく買ったカードを十二分に使って効率的に動くことにしました。
ザルツブルク市内の主要交通機関は殆どがトロリーバス。中空に張り巡らされたケーブルから集電しモーターで走るので排気ガスは無く、音も静かです。二両編成になっており本数も多いのでとても便利です。
バス停には路線番号と待ち時間が表記されていて、この待ち時間は正確です。
予想外の晴天です。 |
待ち時間1分で1番がやって来ました。
社内に乗り込みましたが、中には普通の打刻機は有りますがザルツブルク・カードを読み取る機械は見当たりません。つまり、ザルツブルク・カードの最初の使用はバスではカウントされないということのようです。
モーツァルトの生家 |
これ以降は撮影禁止。 |
モーツァルトの生家が最初のカード使用です。
入口でカードのバーコードを読み取ります。
恐らくカード番号とタイムスタンプがどこかのセンターに登録されたのでしょう。そこから24時間有効です。
モーツァルト生家では素晴らしい一期一会が有りました。東洋系の係員が『日本の方ですか?』と話し掛けてきたのてす。
聞けば韓国の康(かん)さんと仰る方で、日本の大学を卒業され韓国で就職後も仕事で日本には度々訪れていたとのこと。私達が名古屋かろ来たことを告げると、懐かしそうに『トヨタ自動車の関連企業との取引で何度も名古屋には行きましたよ。』と嬉しそうに語ってくれました。
ご自分の管理範囲の展示物を逐一説明してくれ、モーツァルト専用アプリの紹介もしてくれて大助かり。
おまけに、ザルツブルク・カードを持っているという前提で、地図を広げて市内観光施設を優先度の高い順に教えてくれました。(ちょっと他のお客様に悪いかなと思ったけど・・)
もう18年、こちらで暮らしているようです。
『どうぞお元気で!』と挨拶をして別れました。
旅をすると毎回こんな一期一会があります。
他では得難い出会いに、ただただ感謝。
最初の彼のお勧めポイントはウンタースベルグ山。
25番のバスに乗り市内から25分の行程。運ちゃんも思い切り飛ばします。
期待に胸踊ります。 |
ロープウェイ乗り場 |
一気に登ります。 |
ケーブルカーを降りればそこは銀世界。
またまた、スケッチャーズか悔やまれます。
また、予定外の晴天に寒さ対策を怠ってきたことも不安です。ロープウェイを降りてから数十メートル歩いて山頂です。一度は雪にズボッとなりながらも登頂成功。靴のなかに雪が入ってきてますがミラノの雨攻撃をも乗り越えたおっちゃんは気にしません。でも、頑張って登れたのは、今年1月の『ネパールの悲劇(ネパールに行っても一度もヒマラヤの山々を望めなかったという全く個人的なネーミングです。)』以来の雪山に対する執着心のなせる技でしょう。アルプスの眺望は抜群でした。大満足!
下山の後は再び25番のバスに乗って市内に。
モーツァルト橋を渡ってホーエンザルツブルク城を目指します。ここにはケーブルカーで登ります。例の映画でも登場しています。
お城のなかは日本語オーディオ・ガイドも用意されています。そして、この城の屋上から撮影された写真こそザルツブルクを象徴するアングルなのです。ここでも大満足!!
ゲートで下に降りたら既に17時。
今日の観光はここまでです。他にも行きたい場所が有りましたが、満足感の勝ちです。
一旦ホテルに戻り、体を休ませて夜の街に繰り出しましょう。
緯度の高いこの地では8時になっても明るいので、知らず知らずのうちに無理をしてしまいます。加えてザルツブルクは夜が早い!イタリアとは大違いです。
食事を終えてホテルに帰る10時にはもう閑散としています。でも、閑散とした夜の街も安全なのはこれまたイタリアとは大違いです。
どっちが好きか?って?
帰りもやっぱりトロリーバス |
0 件のコメント:
コメントを投稿