2015年12月1日火曜日

"Wallflower" Diana Krall

Amazon Prime Music を聴き始めて以来、ハマっているアルバムを紹介したい。

今日の標題がまさしくそれ。

今回はかなり怖い顔!

私はダイアナ・クラールは何枚かアルバムも持って、以前からよく聴いている部類なのだが、このアルバムは今までとは全然毛色が違うと言って良いだろう。
60年代から80年代頃にかけての、ポップスを中心に唄っている。
しかもアレンジはあの巨匠デビッド・フォスターなのだ。
全くJazz色が無いので、彼女にJazzシンガーあるいはピアニストとして期待している人には、許せないアルバムかもしれないな~・・・
でも、私のような世代にとっては、実に懐かしい名曲揃いの胸キュンものばかりなので、機会があれば聴いておいて損はないってば!!

おーっ、やっぱりYoutubeにも上がっている。こちら→Wallflower
曲順はずいぶん違うが、音質を気にしなければこれで十分かも?

最初、ダイアナのCDを手にしたのは、正直に告白すれば彼女の容姿である。
「動機が不純!」って?
だって以前は、なかなかCDの試聴なんてできないから、新しいアーティストのCD買うのは実に勇気が要ったのだ。
その時に頼るのはジャケ写。
ジャケ写でピンと来るものの中の一つの要素として、女子の場合「美形」というのがある。
ま、お見合いのようなもんだから・・・・・
ダイアナは大当たりだった。

さて、曲紹介・・・

1曲目「California Deamin'」を最初に耳にした時には
「え~・・・!またベタなポップスをカバーしたものだ!こりゃ期待できんぞっ!」
と思ったのだが、聴き進むうちに、実にオシャレなことに気が付いた。
ボサノバ調ののアレンジなのだ。
さすが、デビッド・フォスター。
ホ~・・・こういうのもアリよね?

2曲目「Desparado」
あれ?ご本家、イーグルスのドンヘンリーが唄ってるんじゃね?と思うほどの低音&ハスキー。
もちろん、ダイアナが低音の持ち主であることは百も承知だったが、これほどまで~?
と思うほどの凄みなのだ。だから、原曲のイメージ全然壊していない(?)。
サビで時々覗く、女性らしい声も「少年か?」という感じ。
でも言っておくが、ダイアナの声は低音でハスキーだけど、決して荒っぽくはなく、優しい女性らしい声である。

3曲目「Super Star」
ご存知、カーペンターズの名曲。
勿論、カレンの声とは全く違うが、ダイアナの女性らしさが前面に出てるじゃないだろうか?

4曲目「Alone Again」
いや~!懐かしいなあ!!
本当に一世を風靡したとは、まさにこの事。当時はホントよく聴きましたぞっ!
アイルランド人のギルバート・オサリバン。独特な個性で世界中に旋風を巻き起こした。
ピアノ弾きにとって、エルトン・ジョン、ギルバート・オサリバンへと続く英国風の流れに憧れたものだ。
また、声は少しポール・マッカートニーに似てたような気もする。
ちなみに、何故、アイルランドには素晴らしいミュージシャンがあんなに多くいるのだろう。今でもだ。
さて、ダイアナはこの曲を、かなりテンポを落として唄っている。
ふ~ん・・・感じ良いね~!
そうだ、オリジナルが流行った頃、曲としては軽快だけど歌詞の内容は悲しい内容なので、そのアンバランスに若干戸惑った。
「結局また一人だもん!」とアッケラカンと唄っているのが、かえってそれが悲しく、ヨーロッパ人の奥深さを感じさせる。
そういう意味では、ダイアナの歌は素直に歌詞とぴったり合っているのかもしれない。
アメリカ大陸とアイルランドという違いかしら・・・
今度、うちのバンドで唄おかな?

まだ、先は長いので、今日はこの辺で。
続きはまた。

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