いくらなんでも3時集合は早過ぎた。
行ってみて初めて知った。
「山山堂」の14周年パーティーは7時から始まるというのだ。
お料理作りを始めたお店でリハーサルを始めるも、たった6曲なので全部通したって幾らも時間はかからない。
おとなしいシベリアンハスキーが私たちの前をウロウロしている。
4時にはリハを引き上げ、2階に上がって待機状態。
パーティー開始までまだ3時間もある。
しかもパーティー開始早々に演奏するというのもあり得ない。せいぜい8時頃かな?
それまで、ずっと練習してても疲れちゃうし・・・・・
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2階で練習です。 |
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階下ではフラメンコギターの練習に余念がありません |
でも、練習したり、ギターで遊んだりして・・・・・6時頃、階下からビールを持って来た。
そろそろ飲み始めますか?ま、一杯だけ。
ようやく下もざわつき始めて、我らも階下に。
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とっても可愛らしいハスキーです。 |
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僕らの食べ物に興味津々(当然だ)だったけど、
諦めて寝ています。お利口さんだね! |
既に常連さんと思しき人たちが10人ほどは集まり、自然発生的にパーティーは始まっているようだ。
私達も各自お料理を運び、飲み物もビールとワインを追加。
8時近くになったろうか、お客さんも徐々に増え、座る場所の確保が難しくなってきたようなので、我々は2階に上がって席を空けた。
既にすっかりお腹も満ち、アルコールの摂取量も私の一日平均摂取量を超えている。
全員もう演奏モードからは程遠くリラックスしている。所謂「できあがってる」状態?
「一寝入りするか?」
「もう、やめて帰ろうか?」
時間が有り過ぎるとこうなるのだよ。
それでも、気を引き締めて、演奏することにした。
Mrs.Robinsonはまあまあの出来かな?よく走ってしまう所も、落ち着いてリズムをキープできた。
しかし、どうも高音が出ないなぁ!ファルセットに変わるレベルが下がっているようだ。きっとアルコールのせい。
Black Birdの前に入れる予定だったTさんのバッハはやはり失敗した。しかしそれも想定内。
うまくごまかした感じ。
ブルース・ハープの出来は65点。リハの時ほどカッコいいフレーズが出てこなかった。
やっぱ本番前のアルコールはダメなんだろうなぁ。
ブルース・ハープ専門になろうかな?
楽器運ぶのチョー楽!
お客さんはノリノリの状態で、手拍子を打ちながらニコニコ顔だったのがすごく嬉しい。
お客さんも相当酔っぱらってるのだろう。
私たちの後には、比較的若い女の人が一人フラメンコギターを演奏するというパフォーマンス。
リハの後もずっと開店まで一人ギターの練習をしていた。
その割には本番はあっという間に終わってしまったのは残念至極。
マイクなしの生ギター一本はちょっと可哀相だ。
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眼鏡のお姉さん、踊り出しそうだったのに・・・ |
知らない人ばかりのお店だったが、それでも温かい雰囲気に包まれた素晴らしいパーティーだった。
我々はTさんを一人残し、地下鉄覚王山に向けて帰っていった。
腰の痛み指数は最終的に80。
普段公共交通機関に乗り慣れていない私にとって、今日の運動量は響いたようだ。
自宅からバス停まで徒歩5分。バス停で10分程度待ち、5分ほどで地下鉄赤池駅に。
7~8分待って地下鉄乗車。座れてホッ。
八事で名城線に乗り換え本山に。ここも座れてホッ。
本山から東山線に乗り換え一駅で覚王山。
覚王山から山山堂まで5分。
この往復ということなのだが、地下鉄の駅というものは意外と広く、出入り口から電車に乗るまでの距離というのは意外とあるし、乗り換え時の歩く距離もばかにならないのだ。
往路は殆ど感じなかった痛みも、帰路では時間を経るごとに増してくる。
最後、赤池からのバスを下車し自宅までの徒歩は相当厳しかった。
まだまだ、普通の生活は遠いということなのか、この程度のことは一生付き合っていかなくてはいけないのだろうか?
それにしても久しぶりの名鉄バス。
知らない間に進化していた。
バス停にあるバーコードをスキャンし、名鉄のサイトにジャンプすると、該当バス停発車予定のバスの運行状況が分かるようになっているのだ。
直近のバスは何分遅れでどこを通過したのか?
それ以降のバスの遅れ状況はどうなのか?
それらが分かるようになっており、ブラウザをリフレッシュすれば最新の状況が分かるのだ。
待っている身としては、これでストレスを貯めずに済むし、これをブックマークに登録しておき外出時にチェックすれば、いつ自分が家を出発すればよいのかという判断材料になるのだ。
見当外れな時間に家を出て、「一体いつ来るんだ?」と言ってイライラしなくて済む。
多分バーコードにはサイトのURLとバス停のIDが書かれているのだろう。
サーバーはそれを受け取って、ちょっとしたプログラムで答えを返せばよい。
各車両が通過したバス停情報をリアルタイムに報告する仕組み以外、大したコストはかけずになかなか良いシステムを作ったものだ。
・・・こんな進化、知らなかったのは私だけだったのかも?