駅からして近代的になりつつある。旧駅舎と共存しているとは言え、その旧駅舎ですらあの頃とは違うような気がする。
勘違いかもしれないが、私の知っているブルージュ駅は田舎のちっぽけな駅で、券売機なんて無論無く窓口が二つ三つあっただけという記憶だ。ただ、長い時間に晒されて記憶自体が風化したのだ、と言われれば実に心許ないのだが・・・。
季節も違う。
あの時は、もう冬になっていた。
観光客の姿も殆どなく、凍った空気のなか、中世の景色を楽しむ余裕など無かったのだろう。
翻って今日は快晴。
少し遅い春の色が、目に鮮やかに飛び込んで来るようだ。
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