今年の紅葉狩りはどこにしよう?と思っていたが、24日の日曜日は仕事ということもあって遠出は当初から諦めていた。
身近な所も一通り行ってしまった感もあり、かと言って超有名な場所は混むに決まっている。
そんなことをふつふつと考えていたら、先輩が「愛岐トンネル群」の事を教えてくれた。
明治33年に中央本線の定光寺~古虎渓(ここけい)に14ものトンネルが作られた。
その路線は山の間を庄内川沿いに縫うように走っていた。
1966年中央線の複線電化に伴い路線は変更され、列車はもっと長い愛岐トンネルを通るようになり 、これらトンネルは廃止された。
1960年頃には定光寺あたりを走っていた蒸気機関車が崖の上から落ちてきた岩と接触し土岐川(庄内川)へ転落する事故が起きており、そのことも長大なトンネルを建設する一因になったのかもしれない。
これらのトンネルはそのまま40年間放置され、人々の記憶からも消えてしまったが数年前から、愛岐トンネル群保存再生委員会 の尽力によって秋の数日間だけ公開される事となった。
と言っても、私自身は中央線に蒸気機関車が走っていた頃には乗った事が無い。
登山を始めて中央線に頻繁に乗車するようになったのは、電化複線が済んだ暫く後のことである。
先輩からは朝は混んでいるので、午後からにした方が良いというアドバイス通り、昼過ぎから出掛けることにした。
駐車場は無いとのことだったが、名二環を高針から小幡まで走らせ「高蔵寺」まで行き、そこで駐車場を見つけ車を預けた。駅に行ってみると「高蔵寺」から「定光寺」までは一駅だ。
先輩は高蔵寺の住人なので、これは全く地元のイベントだったのだ。
愛知県人とは言え、どうもこの辺の地理には疎い。定光寺そのものも紅葉で有名であり、そこへは過去に行ったことがある。その時には瀬戸市だと思って出掛けたのだが・・・春日井市??
多治見までは名古屋の通勤範囲内であり、電車の数も多いのでさほど待つ事もなく、乗車。
高蔵寺駅をでると直ぐに景色は一変した。山また山である。
おー!これは旅情を楽しめるな!と思ったのもつかのま「次は定光寺、定光寺」とアナウンスの声が聞こえる。う~ん、何と言っても一駅しかないからなぁ・・・残念!
初めての定光寺は想像以上に山深かった。
駅そのものが山と川に挟まれた狭い土地にへばりつくように存在する。
ただし、降客は多い。みな目的は同じと見た。
ホームから階段を下りて川側の出口に向かうと、やたら数多くの駅員さんが「切符の方は右側、ICカードの方は左側にお並び下さ~い!」「帰りのキップは販売致しておりませ~ん!」と大声で案内している。
ほーっ!ICカードも使えるの?
と思ったら、JR東海さん、常設では置いていない小型の機械を、どうやら持ち込んでいるらしい。
切符の自販機は無いのに。
電車を降り、川沿いに歩くと、急斜面を登る階段へと誘導される。
ほとんど垂直の階段を登ると100円の徴収所だ。
このイベントはNPOが主催しているのだが、それなりにコストも掛っている。
100円は安過ぎるくらいかも?
「3時には閉めますから、気を付けて下さい」と言われた。
山の中のこと、3時を過ぎれば暗くなって危ないということか。
しばらく歩いて行くと最初のトンネルだ。
最初のトンネル |
確かに煉瓦積みの古いトンネル。なかなか風情がある。
LEDの懐中電灯を点け、トンネル内部に入る。
実は今日のために懐中電灯を新たに購入した。今までの物は何年か前のものであり、電池をやたら消費する割には暗い。
久しぶりに電気屋に行って懐中電灯も進化していることを初めて知ったものだ。
全ては当然LEDになっている。ソーラ式の物もあれば手動の物もある。
結局私は電池式を購入した。
電池式といっても馬鹿にできない。随分進化しているのだ。
単一、単二、単三、単四と全ての乾電池に対応している!
災害時には、リモコン等手近なものから電池を抜き去り、懐中電灯に入れ替えて使うということを想定しているらしい。
この方式には何だか妙な説得力があり、私は迷わずお買い上げ!
実は今日のために懐中電灯を新たに購入した。今までの物は何年か前のものであり、電池をやたら消費する割には暗い。
久しぶりに電気屋に行って懐中電灯も進化していることを初めて知ったものだ。
全ては当然LEDになっている。ソーラ式の物もあれば手動の物もある。
結局私は電池式を購入した。
電池式といっても馬鹿にできない。随分進化しているのだ。
単一、単二、単三、単四と全ての乾電池に対応している!
災害時には、リモコン等手近なものから電池を抜き去り、懐中電灯に入れ替えて使うということを想定しているらしい。
この方式には何だか妙な説得力があり、私は迷わずお買い上げ!
通路はトンネル内のみならずレールと枕木は全て撤去されているが、足元には線路特有の砕石が残っており、この上を歩くのはなかなか難しい。
下手をすれば足を挫いてしまうかもしれない。
故に懐中電燈は必携なのだ。
下手をすれば足を挫いてしまうかもしれない。
故に懐中電燈は必携なのだ。
あるいはこの砕石、その綺麗さからして新たな物を敷きつめたのかもしれないが・・・
寒さを意識して、ダウンジャケットで行ったのだが、気持ち悪いほど暖かい。
足元の不確かな所を歩いていると、汗が出てくるほどだ。
トンネルを抜けると、午後の陽光に照らし出された秋の光景が広がる。
川の水は透明で、対岸の景色を映し出している。
川の水は透明で、対岸の景色を映し出している。
が、肝心な紅葉はイマイチっぽい。
色付きが「残念」な感じなのだ。
緑が多く残っている物があると思えば、既に茶色く変色が終わってしまったものもある。
いわゆる鮮やかな赤が観られないのだ。
少しでも赤い所があればすかさず狙います |
逆光だと青葉もそれなりに綺麗です |
お気に入りの写真 |
実は周囲に人がうじゃうじゃ居るのだ |
二番目のトンネル |
本当はもう少し美しい |
空の青さは綺麗でした |
トンネルに蜂の巣のようなものが・・・ |
対岸の様子が川面に映って綺麗です |
第二トンネルを抜けると立派な楓の木が立っています |
古い古いレンガにトンネルの看板が掲げられていますが、殆ど判読不能。 |
竹林越しの紅葉。スマホ・カメラの発色が悪いのが残念です。 |
帰り際「定光寺」駅から写真を撮っています |
普段は無人駅ですがその日は少なくとも10人の駅員さんがいました |
帰りは高蔵寺から、東谷山フルーツパークの前を通り、森林公園の真ん中を突っ切って長久手経由という懐かしい道を通りながら帰宅した。
明日は6時前起床で大阪まで行かねばならない。
早寝、早寝!!
0 件のコメント:
コメントを投稿