昨日は早起きてし刈谷日劇という映画館に行って来ました。
それは地方のパチンコ屋の上に作られたスクリーン2つきりの映画館。
少し寂れた感漂う街を走り、車を置いてパチンコ屋に向かう。
入口付近で辺りを見回すと「2階からエレベーターで5階に」と書いた看板を発見。2階まで階段で上がってエレベーターを探すとその前にお掃除オバさんがニコニコして話しかけてきました。「本当は1階からエレベーターで行けるんだけどね?」むむむむむ、じゃ1階のエレベーター案内してくれれば良いじゃん!何か大人の事情でもお有り?
さてエレベーターで5階に上がると僕と同年輩の爺さんが独りで2つの入口前に陣取って料金回収しています。半券などというシステマチックな代物も有りません。周りにはシネコンでは見かけることのないマイナーなポスターが貼られワクワク感を刺激します。
本人申請するわけでもなく、はたまたそれを確認するわけもなく自動的にシニア料金にされ(当然っちゃ当然か?)、しかも本来のシニア料金は1,200円だった筈が何故だか取られたのは1,100円。帰りに確認しても何処にも1,100円などという料金体系は書かれていないのが不思議だ。(マズい事書いちゃったかな?)
観客は総勢男女7人。勿論全員シニア料金です。
映画「妖怪の孫」そのものは常日頃割りと政治情報に触れている私としてはさほど目新しい感じはしなかったけど、内容的には「異議なし!」です。
帰路の運転の合間にも何度も今日の光景を思い浮かべてニンマリ。爺さんが操っていたiPadを除くとそれは昭和な世界。ニュー・シネマ・パラダイスを見終わった時のような、浅田次郎の小説を読み終えた時のような温かく小さな感動を貰いました。
(我が家からは少し遠いので)車が新しくなったら、また行ってみたい映画館です。
それにしても、マイナーな映画は朝イチだったり最後のレイトショーどったりと、年寄にはなかなかキツいなぁ〜!