2024年12月8日日曜日

2024.11.26 奇跡の再会

【プロローグ】
奇跡の再会は半年前、名古屋OB会終了後から企画されていた。

メンバーはガバリ、落合、森田、チンペイ、私ヒロ、弘前から哲人&リっちゃんご夫妻、更にデンバーUSAから山田さん(高橋)&Jason親子という7組9名。また、時間が許す者は療養中の荻野に会いに行こうという3日間の企画です。
50年前にはこんなメンバーで毎日仔犬のようにじゃれ合っていたのだ。

【奇跡の再会】
鉛色の空がビルの合間を重たく覆う正午。
集合したのは烏丸五条東横INNロビー。
狭いロビーには我々の声が響き渡るが、誰もそれを抑えようとはしない。
握手する、ハグする。

さて、チェック・インして荷物を預ければ出発だ。

昼食場所を探すのに少し難渋したが、これだけの人数だから無理もない。日頃団体行動に慣れていない老人は自由気儘に動き出すし、集まったとしても逐一人数を数えないと不安だ。

昼食後に向かったのは今日の第一目的、同志社大学EVE祭。
地下鉄「今出川」を降りる。
図書館の建替工事現場の脇を抜けてキャンパスに。パンデミック後、露店は復活してるようだ。
それにしても図書館を建替えとは・・早くないか?我々が学生時代に新築したはずなのに。
いやいや、あれから50年。つまり築50年の代物だったということらしい。このメンバーでいると時間経過がおかしくなる。

明德館前には立派なステージが設えられ、そこではアイドルっぽい女子がパフォーマンスしてる。
今はこういうサークル活動もあるのか?時代だね。
だが我々が目指すはS22。
それにしても何の音も聞こえて来ないではないか。
ありゃ、りゃ!?
近くの学生に訊いてみれば今や教室でライブハウスなどはやっていないとのこと。じゃ、どこで演ってんの?
情報を集めてる間に雨も降り出した。
どうやら明德前を含め3カ所のステージに分散し、時間割を決めて各サークルが出演するというシステムらしい。今日のトンガリは梅林館だ。
本降りになった雨を避けて寒梅館に急ぐ。
ロビーでおしゃべりをしてトンガリの出番待つ。
そろそろ時間だ。

ステージではF.S.S.(Folk Song Society)なるサークル最後のバンドが演っていた。
どこがフォークソングなん?
会場はどう見ても学校施設というよりスタンディングのライブハウスに近い。
プロらしいミキサーも奥に陣取って、バンドの入れ替え時には調整作業に余念が無い。
さあ、いよいよ「とんがりぼうし」の演奏が始まった。
リズムは良いね〜!
女子ドラムスが昨今は多いが、ここもそうか。
ボーカルも女子・う~ん、可愛いから許そう。
音は?・・ちょっと違うぞ。
エレキギターは当然だとしても、ボーカルはどうした?
声量は無い、音程はアマい、ハモの片鱗は全く無い。せっかく日本語で歌っているのに歌詞が全く分からない。
観客の殆どは身内の部員だろう、右手の拳を振り上げて身体を揺らしている。身内ノリ?
トンガリに限らずサークル間の音の違いが全然感じられない。(全部のバンドを聴いた訳では無いが・・)
全体練習などは無いのだろうし、バンド活動ができればサークルはどこでも良いのかも知れない。
僕達の直後からそんな傾向はあったのだから今更なのか?
少し落胆した僕達はライブを早々に切り上げ、雨は相変わらず本降りだったが、夕食の予約時間を早めて早々に四条に繰り出すことにした。

ここは夜のツアコン落合の真骨頂。
さすが6年間の住人。良い店を知っている。料理も上手い。



あっという間に食事も終わる。
次のカラオケも彼の案内。
第二のメインイベントか?
C.S.N&Y、Nitty Gritty.、 Eagles、はっぴいえんど、ディランⅡ、吉田拓郎・・・歌った!歌った!
みんな歌った!延長2回。
でもいつの間にか、僕達は古い水夫になっているんだろうか?
そう、確かに新しい海の怖さは知っている。

翌朝、喉がガラガラだったのは言うまでも無い。


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